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ダークファイバーとは?NURO光も使っている高速通信の秘密

この記事では、「ダークファイバー」について解説します。

ダークファイバーは、「暗い光回線 = 何も使われいない光回線」という意味から来ており、「余っている光ファイバー回線」を意味します。ダークファイバーは、「世界最速のインターネット回線」と言われるNURO光も使用しています。

ダークファイバーとは?

NTT東西では、国や自治体などの支援により、全国にたくさんの光ファイバーケーブルが敷設されました。そのシェア率は60%以上だといわれています。

引用: ブロードバンド回線事業者の加入件数調査(2018年9月末時点)

自社の事業のために、大量の光回線を敷設しますが、この際に沢山の光ファイバーを引くので使用されずに予備として余っている光ファイバーがあります。今高い稼働率で使われているものは、全体の3割ほどだそうです。じゃあ、残りの7割はどうしているかというと、「何も使われないまま、メンテナンスだけされています」。

ダークファイバーとは、このように敷設されたけど使われていない光回線(光ファイバー)のことを指します。「使われてない=光っていない=暗い」というところから、「ダーク」とついています。

大量の光回線のシェアを持っている会社は、光回線を外部に貸し出さなければならない義務があります。

NURO光はこのような余った回線を安く借りることで、消費者は安価で高速なインターネットを使うことが出来ているのです。

MEMO
現在使われている光ファイバーを「ライトファイバー」といいます

「ダークファイバー」という専用回線を使うメリット

ダークファイバーを使うメリットにどのようなものがあるのか紹介します。

メリットは大きく分けて3つあります。

  1. 従来型の光回線よりも、専用回線の方が回線速度に対するコストが安い
  2. 光コラボのように、他社の通信と混ざらないので、セキュリティ的に強固である
  3. 専用回線なので、従来よりも高速な通信規格が登場したとき、他社に先駆けて導入することができる

従来型の光回線よりも、専用回線の方が回線速度に対するコストが安い

従来型の光回線の場合、NTTが用意してくれた情報網を借りてインターネットサービスを提供したり拠点間を結んだりしています。 NTTが作ったインターネット回線を借りる場合、同様に契約している他社がたくさん通信を行っていると自分たちもその影響を受け、 ネット回線が遅くなってしまいます。 自分たちの回線使用率にかかわらず、時間帯による回線の混雑の影響を受けてしまうのです。

専用回線の場合、そのような外部からの影響は全く受けません。常時1Gbps以上の帯域を安定して使うことが出来ます。 更に、従来型よりも安価に情報ネットワークを構築できるのです。

ただし、距離が長いと割高になったり、光回線が空いていないとそもそも使えないというデメリットもあります。

また、ダークファイバーの契約の場合、「光の線」までしか提供してくれません。 直接出てくる、光ファイバーにイーサネットに変換するメディアコンバーターなどを設置して使う必要があります。

MEMO
メディアコンバータにも、1芯、2芯、シングル・マルチ、距離などによって様々な種類があります。

光コラボのように、他社の通信と混ざらないので、セキュリティ的に強固である

光回線の通信規格に何らかの脆弱性があった場合、情報が漏れたりなどのセキュリティ的なリスクになる恐れがあります。 しかし専有回線ならば、自分たちだけしかその回線を使っていないので、規格の脆弱性によって通信情報が漏れるリスクはありません。

例えば、もし、NTTの光コラボに何ら中のトラブルが発生した場合、ドコモ光、au光、ソフトバンク光などを含め、ほとんどの光回線で影響を受けることになってしまいますが、 NURO光では、光コラボとは物理的に別の回線を使っているので、安心して使うことが出来ます。

専用回線なので、従来よりも高速な通信規格が登場したとき、他社に先駆けて導入することができる

光コラボの場合、NTTが情報通信網のサービスそのものを貸し出しているため、今使っているものよりも高速な光通信規格があったとしても、自社だけで勝手に採用することは出来ません。 NTT側が対応して初めて使うことが可能になります。

一方、ダークファイバー(専有回線)を使っている場合、その規格の部分も自分たちで決めることが出来ます。 より高速な光通信規格が登場したとき、他社に先駆けて導入することができるのです。

実際、今でもNTTに先駆けてより高速な光通信規格を採用しています。今、NTTでは「GE-PON」という規格を採用しており、その規格上の最大通信速度は1Gbpsです。一方、NURO光では「GPON」という規格を採用しており、その規格上の最大通信速度は2Gbpsです。

今後、より高速な通信規格が登場したときにも、NURO光はいち早く採用して、私達のネット環境を便利にしてくれると感じています。

この記事を書いた人

自身がプログラミングを独学で勉強し始めて躓いた経験を元に、これから勉強をする人に向けに「イラスト多めでわかりやすい記事」にこだわって情報を発信しています。

現在はフルスタックエンジニアとしてサービス開発などのお仕事をしています。